決まった作法にのっとってお客に茶を振る舞う茶道。ただ単に茶を点て飲むだけでなく、禅の教えを根幹とした独特の哲学をもとに、生け花、美術、書や詩歌、懐石料理、建築や造園など、すべての分野において最高を極めた総合芸術だ。千利休が現在の茶道「わび茶」を完成させてから現在まで、約400年も受け継がれている日本の伝統文化でもある。
『総合芸術』『日本の伝統文化』『約400年の歴史』である茶道は、日本が自信を持って海外に紹介することが出来る『日本の優れた文化』の一つであり、海外からも実際「これ好きだ!なんだか穏やかな気分になる。」「静けさの中に美しさみたいなものを感じる」「とても美しい」と感銘を受ける人も多い。
そんな『日本の優れた文化』である茶道だが、このたびお隣の韓国に取り入れられ、しかも独特な進化を遂げていることが発覚した。利休さんの時代から柄杓で釜の湯を汲むのは通例だが、どうやら韓国では「ステンレス水筒」で湯を汲むのが"正式"な作法のようだ。